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看板の目立たなさが醸し出す高級店の風格
山口、名古屋、群馬、神奈川から飲み友達が集まったので、東京のオシャレなお店にご案内しました。
実はこの前に、俺のイタリアン&フレンチで一次会を済ませ、二次会です。
赤坂の鳳さんは、本店には何度かお邪魔しましたが、新しくできた「はなれ」は初来店。
予め早めに来てお店を探しておいたのですが、オシャレな看板が小さすぎて、なかなか見つからず。
高級店の佇まいに全員入り口でビビるという…私を含めて田舎者全開。
カウンター以外のテーブル席はすべて個室。
口数の少ないメンバーが「これは、THE東京だわ」と呟いたのがツボでした。
店主の大沼さん。赤坂に焼き鳥屋さん2店舗って、すごいですよね。
このご時世、週末はバイトが集まらず、なかなか営業出来なかったそうですが、たまたまFacebookの投稿を見て予約できました。
週末は圧倒的に人が少ない赤坂。どの飲食店も苦戦を強いられる場所ですが、全個室が埋まっていたので、人手不足で営業できないのはもったいないですね。
「赤坂の人は地下に潜るのが好きみたいですよ。」
って店長さんが言っていましたが、知る人ぞ知る、地下の隠れ家。ここを知っていたらモテそうですね。
洗練された黒のテーブルセッティング。
お箸がとてもいい香り。吉野杉などの国産割り箸を使っているのでしょうか。
中国産の割り箸は安価でも、農薬で危ないとの指摘もあり、また国産の割り箸は林業の大切な資金源になります。
焼き鳥の味変にも、日本伝統のアイテムが並びます。
まずはリセットビールを。薄張りグラスは、酔っ払っている時は緊張しますね。
コースは比較的リーズナブル
とても高級な佇まいですが、今回は2時間半飲み放題・焼き鳥コース付き7000円です。飲み放題は、ビール、ワイン、日本酒。
まずは野菜の煮浸し。
薄めの塩味で、お出汁をたっぷり含ませてしっかり冷やしてあります。丁寧な仕事が伺えます。
前菜の三種盛り。左から、生クリーム豆腐、南蛮漬け、ベーコンのポテサラ。
生クリーム豆腐はねっとりと濃厚なのに、後味が豆腐であっさり。ベーコンポテサラは、ドライのベーコンを直前に混ぜ込んでいるのか、まだサクッとした食感が残っています。
お酒は、供される場所が遠すぎてあまり写真が撮れませんでした。
華やか系から、すっきりした食中酒まで豊富で、1合ずつ選べます。スズの片口も嬉しいですね。この日は売り切れていましたが、三重の作なども飲み放題に入っていました。
ぎっちりとした旨味と歯ごたえのある地鶏
焼き鳥のコースが始まりました。むっちりとした食感と、適度に脂が乗ったもも肉。
お次はレバー。鮮度がいいので、半分レアで。もも肉も芯の部分はレアな火入れでした。
箸休めのアスパラ。
つくねはなかなかのボリューミーさ。つなぎも少なく肉肉しい。
ひき肉になるとよりお肉のじゅわっとした脂が口に広がります。
焼き鳥より美味しいって言われちゃうんですよね。とぼやいていた厚揚げ。
周りのザックザク感と、中心部のお豆腐の瑞々しさの、食感のコントラストが癖になる。
肉がたっぷりついた軟骨。お肉はなんでも、骨の周りの部分が美味しいですから。
最後に皮の部分をしっかり炙り、じゅわわわっとした甘い脂と、地鶏の噛みしめるほどに旨味があふれる手羽先。
脂のジューシーな甘みを味わうものは、それを引き立てる絶妙な塩加減で供されます。
最後にじっくり煮込んだ白湯スープ。
水炊きのコースもありますが、こちらのスープを使っているそう。濃度が高く舌にねっとりとコラーゲンが絡みついてきます。
身も心も温かくなり、さらにお肌も喜びますね。
バイトのお姉さんが持って来るお酒を楽しそうに撮影しています。
ブロガーの飲み会は、毎度こんな感じで、誰かしら何かを撮影していますから、お店も緊張するかもしれないですね。
食べログ
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