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雄町の名手が醸す甘美な日本酒
蔵見学2日めは、茨城の結城にある「結城酒造」にお邪魔しました。
雄町の使い手と言われる美智子杜氏が醸すエレガンスで甘美で芳醇な味わいの「結」が代表銘柄。
初めて美智子さんにお会いした時は全然無名の蔵でしたが、数々の日本酒コンテストに入賞され、一気に人気が爆発しました。
蔵見学の前に、美智子杜氏とランチをご一緒しました。
手作りの和菓子がいただける「真盛堂」という和カフェ。伺ったのがちょうどひな祭りの3月3日だったこともあり、おまかせランチは優しい味わいのちらし寿司。
はまぐりのお吸い物もついて、ひな祭り気分を満喫しました。
デザートが選べましたが、プリン大福をチョイス。
和風カスタードをしっとりした薄いお餅で包んだおしゃれな変わり大福。
以前蔵見学に伺ったのは、夏前。
江戸末期から酒作りをしているこちらの蔵は、とても風通しがよく夏でもひんやりしていました。
この日は冷たい雨が降っていて、とにかく寒い。発酵の温度管理が大切な日本酒作りはこの寒さが大切ですが、1時間もとどまれば体の芯から冷え込んできます。
酒作りというのはいかに過酷なのか…さらに、杜氏と旦那様と弟さんの3人で作りをしているということで、肉体労働の過酷さの想像も容易でした。
酒造りに使用している酒米を見せて頂きました。
最近は低精米の日本酒が流行っていますが、美智子杜氏も早くから着手。初回から飲んでいますが、毎年進化を遂げ、旨味たっぷりの重厚なお酒、michik90も人気です。
この日はお米を運んだり、貯蔵のダンボールを仕分けしたりと、少しだけお手伝いも。
米を運ぶ友人H。正直、手伝ったというレベルには程遠く、邪魔をしただけかもしれないですが…(汗)
蔵見学のお客さんは常に受け入れているようですが、旦那さんがお相手をしていました。
初めてお会いした時から変わらない、杜氏の破壊的な笑顔!
蔵に嫁に来て杜氏になる道を選ばれたそうで、ご苦労も多かったと思いますが、たくさんの人を引き寄せる底抜けの明るさと、パワフルな行動力。
大型の設備が整っている蔵とは言い難いですが、それでも毎年進化を続け、目指した酒に近づける術を磨いていらっしゃいます。
酒を作っている人から感じるみなぎるパワーをここでも感じました。
美智子杜氏にはたくさんの応援団がいます。
地元のお一人と連絡をとったところ、素敵な和菓子をもって駆けつけてくれました。わざわざありがとうございました!
進化を続ける「結」にこれからも注目です。