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笹塚の人気居酒屋兎屋さんから独立
dancyu日本酒特集にも掲載されていた五反田「SAKE story」さんにお邪魔しました。
こちらは笹塚の名店「兎屋」さんの店主さんが新しく開いたお店です。
5人で来店し、個室に通していただきました。
3ヶ月ごとにヒューチャーする県を変えるスタイル
こちらのお店は3ヶ月ごとに、フューチャーする県を変えてお酒とお料理を楽しむコンセプトで営まれています。
この時は「宮城県」
お通しのお重をぱこりと開けますと、
菜の花の塩ゆで(塩加減と茹で加減絶妙すぎ)、ホヤ、ホタルイカの沖漬け、しそ巻。
どれもこれもお酒にあうちょっと濃い目の塩梅で味付けしてあります。
まずは宮城のクラフトビールで乾杯です。
酒粕のスープ。
クリームシチューのような濃厚さで、でも酒粕感があまりなく、これなら苦手な方がいましたが、「これならイケる!」と。
今まで食べた酒粕スープの中でもダントツの美味しさ。
宮城特集の月なので宮城酒が多いですが、他の県のものもあります。常設かな。
蒼天伝。飲んだことないものをまずはチョイス。
大勢だったので、大きめの徳利で。
兎屋さんの名残か、酒器もうさぎさんが多いみたい。
名物はやはりすき焼きコロッケ!
そして兎屋さんでも名物!で大好きな「すき焼きコロッケ」
ガリガリの衣でガッチリ固められています。
ぱかーんと割ると、中から卵がとろーり。
揚げてあるのに、このとろーりは不思議。まわりはブランド牛のメンチで肉肉しいです。
店主の橋野さんは、高校生の時に料理の鉄人にでてるんですよ。その時もこのコロッケを作っていました。
日本人なら絶対にハマる、長年研究を重ねたスペシャリテ。
濁り好きな方が頼んだ、蔵王。
東京の特約店はわずかで、ほとんどが宮城県内で消費されるお酒のよう。
日本酒コンベンションで受賞したりして、注目され始めているブランドのようです。
かわいい猫ラベル。おなじみ萩の鶴。
うーん確かに…にやり。
そしてのどぐろ干物のコンフィー!!
ハイパー干物クリエイターなる藤間さんが作った干物。この調理法がまた珍しくて「コンフィー」なのだそう。
なので、頭からしっぽまで全部食べられる。骨まで美味しいのです。
干物の塩加減も絶妙で、のどぐろの甘い脂と骨の食感に魅了され、全員が黙ってモクモク食べてました。
花ノ文。はなのふみと読みます。
15度の原酒で加水をしない贅沢な作りとのこと。穏やかな香りと全体のバランスが良い食中酒。
いぶりがっこ、ふき味噌。
ちびちび食べながら、お酒を飲むのにピッタリ。
特に出汁を効かせて甘みを抑えたふき味噌が、上品なお酒のおつまみに昇華。真似して何度か作りました。
そろそろお燗を。宮崎ではないけれど、奈良萬。
いつも中取りのシュワッとしたものを好んで飲んでいましたが、お燗酒もとても良し。
手作り感あふれるラベル「にいだしぜんしゅ」という燗酒。知ってる人もいましたが初見でした。
全量無農薬の自然米、そして自然酵母の生酛作り。さらに1年熟成。
酸味も強く、燗上がりするお酒の代表選手のような印象でした。
最後に牡蠣のお出汁がきいた細めのおうどん。
贅沢に滲み出た牡蠣のエキスと、岩のりがベストマッチ。
最後に店主の橋野さん。初代Mr.sakeです。
最近メディアへの露出も増えて注目のお店です。
居心地が良すぎて4時間も滞在してしまいました。
入り口がちょっとわかりにくいです。杉玉が目印。