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飲み友達のお誘いで、今一番いきたいお店という板橋のフィッシュ オン ディッシュ ロリーさんへ。
住宅街にあるお店で、昼はカフェ(喫茶店)、夜は海鮮酒場の二毛作。
ご紹介頂いた方が、三崎港の地元民が推薦していたお店とのことで、美味しい海鮮が食べられそうです。
鄙びた喫茶店風の内装でいただく海鮮の数々
中に入ると、昼間はカフェというだけあって、昭和の喫茶店風。海鮮を食べるお店の雰囲気とはちょっと違う感じ。
今回は、冬季限定「選べるお鍋コース」でブリ鍋をチョイス。
お料理と日本酒ほかビールなども飲み放題で、2時間半でまさかの5000円!驚愕。
寒いけど、最初はやはりビールで乾杯!
最近黒ラベルの美味しさに目覚めました。
まずは、前菜4種類とサラダ。
最初からテンションが上がる盛り合わせ。通風感満載で、これだけでお酒がすすんでしまいますね。
サラダにもマグロが乗っていて、前菜から贅沢な海鮮サラダ。マグロのねぎだく、あん肝、鯵の南蛮漬け、白子ポン酢。
一品一品とても丁寧に作られていて、お魚の臭みもまったくない。冬のあん肝や、白子は特にテンション上がりますね。とろりと濃厚。
お次は、お刺身7種盛り。こちらも豪華~
鮪、真鯛、鱸(すずき)、サザエ。
鮪はやや脂を感じる赤身、なのに淡いピンク色。この色味は、漁港で食べるような鮮度の証拠らしいです。他のお魚も鮮度ぴちぴち。
サザエのお刺身は大好物。コリコリ食感と噛めば噛むほど旨味が広がります。たまりませんな。
メジナ、鰤、鰆。
特に旬の鰆は脂がのりのりで、とても美味。基本的にはあっさりとしたお魚のイメージでしたが、トロ感もあり今まで食べた鰆の中で一番美味しいと感じました。
季節の日本酒を飲み放題で
日本酒も飲み放題!3人だったのですが、最初は一人1合ほどの「こぼれ」をオーダーして、その後は、1合ずつ小分けに飲むことに。
単品の場合は、グラスが700円。こぼれが900円。こぼれは1合以上あるとのこと。お皿いっぱいにこぼしてくれます。
透明なお酒でもういっちょ。
圧巻のこぼれ。きらめく波紋。
濁り好きの方のリクエストもあり、最初の1杯はこちらになりました。
冬の風物詩、廣戸川のにごり。上喜元特別純米酒にごり酒、赤武純米酒。
廣戸川のにごりは、昨年は甘いお酒に感じましたが、今年はやや辛めの仕上がり。
上喜元はフレッシュな新酒感と、にごりによるコクと苦味、赤武は安定のバランス感という感じ。
なんとなくみんなで飲み比べて、好きなものをチョイス。私は赤武になりました。
お刺身と前菜でお酒を飲みすすめ、すぐに追加。
久しぶりに飲んだ蒼空初しぼり美山錦、加茂金秀純米吟醸愛山。
今回から、1合を徳利に入れてもらい、ちょっとずつシェアする方式に。
改めて乾杯!
蒼空はほんのりオリがあり、新酒のフレッシュ感の中に絡むほのかなオリの雑味がアクセント。
賀茂金秀は愛山ならではの、優しい甘みとキュートな酸が魅力的。個人的に賀茂金秀のほうが好みでした。
お店のわかめ推しで、ブリしゃぶにチェンジ
美味しいわかめが入ったとのことで、とにかくお店の方が「わかめ」推し。
ブリ鍋はみぞれ鍋だけど、わかめをおすすめしたいので、ブリしゃぶにもチェンジ可能ということで、「そ、そこまでおすすめされるのだったら…チェンジで…」。
運ばれてきたわかめは、海苔のような深緑。大根も一緒にしゃぶしゃぶして頂きます。
そして、ブリ登場!すごい脂ののりっぷり。高級肉のような美しいサシ。
細胞が見えるくらいの、美しい佇まい。そして鮮度。脂のり。完璧。
先に白菜を入れて、野菜の甘みと出汁も追加。
しゃぶしゃぶ~
レアで引き上げます。血合いまでなんかきれい。
こちらでもしゃぶしゃぶ~
火入れと生のいいとこ取りの半生のブリは、ほろほろと口の中で繊維がほどけ、最後はとろっとした脂が舌に残ります。
厚切りなので、食べごたえも抜群で、一口ごとに自然と笑みが溢れます。
自慢のわかめもしゃぶしゃぶ。深緑から美しいエメラルドグリーンに変化。
シコシコとした食感で、海藻臭さみたいなものはまったくなく、めかぶに近い触感と味わい。
確かに普段食べているわかめとは別物。脂ののったブリと、味わいも食感も真逆なので、一緒にいただくと楽しい食感に。
お酒追加!若駒無加圧絞り、天明中取り1号。
若駒は、ドラマJINの撮影でも使われた歴史ある古い蔵。無加圧絞りは、船を見せてもらいましたが、加圧しなことで袋しぼりのような贅沢できれいな酒質になります。
天明の緑はこちらもおりがらみ。しぼりたてのグレープフルーツのような爽やかな酸味は、ブリしゃぶにぴったり。
まだまだお料理は続きます。
こちらは鰆のてんぷら。今回こちらのお店を紹介していただいた方の笑顔が爆発!ぼかしを外したいくらいにいい笑顔(^o^)
サクサクの衣で天ぷらもうまい。
旬の脂のりのりの鰆に爽やかさを演出する紫蘇。揚げてあるのに、とろける食感。だいぶお腹も満たされてきていたのに、箸がとまらん。
さらにお酒追加!天ぷらにはお燗でしょってことで、雪の茅舎の山廃純米。
生酒しか飲んだことがなかったのですが、山廃とは思えないきれいな酒質。冷だったらフレッシュ感すらあるかも。
こちらもはじめまして。鳳凰美田の生酛。
赤磐雄町仕様で、協会6号(新政酵母)使用。秋田流の意味はこれですね。
エレガントな生酒とは異なりますが、雄町と6号酵母は甘みや華やかさを演出するアイテムなので、優雅な甘みをほっこり感じながら、生酛の力強さも感じ、この味わいの構成はさすがとしか言いようがありません。
課金で通風盛りをオーダー
だいぶお腹も満たされていましたが、インスタでこれがあると見てしまっていたので…初志貫徹で課金オーダー。
通風盛り!やばい!こちらで1200円!
卵黄とろり~は正義&ずるい!
いくらもおしみなくたっぷりで、プリン体の背徳感を感じつつ、口に運べば訪れる口福。
とろとろの白子、あん肝と、濃厚な卵黄といくらが渾然一体となって、押し寄せる幸福感。鼻息が荒くなります。
お酒もラストオーダー。
途中で紀土と田酒が切れたため、飛露喜の特別純米かすみ酒が飲み放題に追加。飛露喜を飲み放題とは太っ腹!
キレッキレの大信州辛口特別純米酒と、花泉の純米吟醸にごり酒。
これらで、飲み放題にあったお酒をまさかの全制覇!(@_@;)
濁り好きが多かったので、飲み放題に濁りやかすみ酒が多くて、それもラッキーでした。
ブリの脂が溶け込んだお出汁で、もちろん雑炊シメ。もちろん絶品。
もう、お腹パンパン!よく食べました。
デザートにロールケーキまで。いたれりつくせり。
これで税込み5000円とは!お店の心配してしまいますよ。本当に…(^_^;)
水曜日でしたが、店内は満席。知る人ぞ知る板橋の名店。
三崎港の地元民おすすめとのことで、鮪メニューも豊富!今度は鮪料理を堪能したいです。リピ確定★
季節の日本酒のラインナップも素晴らしいので、訪れるたびに新しい発見がありそうです。
駅までとにかく静かで、駅前だけお祭り風味な提灯が。池袋のとなり。静かな街です。