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昨年12月にオープンした新しいお店です。
こちらのお店をプロデュースした方のご紹介で、龍勢の会に参加しました。
場所はアパホテルの目の前の雑居の奥の方。ビルの看板にも掲載がないので、ちょっと迷ってしまいました。
手の混んだ酒肴
イベントのお献立。
お魚がおすすめのお店だけあって、海鮮が多めのメニュー構成です。
おしゃべり上手な龍勢の藤井社長がイベントを盛り上げてくれます。
乾杯酒はこちら。活濁酒。
瓶内発酵しているので、ゆっくり開けないと半分くらいテーブルや床に飲ませることになってしまいます。
ガスが抜けたら、瓶を上下に何回も振ってオリをお酒にしっかり混ぜ込みます。
シュワシュワの白いお酒。
キツめの炭酸と、キレのある酸味、オリの雑味は、誰が飲んでも「辛口」と思うお酒でしょう。
酒肴が届きました。
大皿に盛り付けていますが、4人前で、ちゃんと小分けされています。
手前にある白いこんにゃくが子持ちこんにゃく。広島の名物らしいです。
こんにゃくに、ししゃもの玉子が練り込んであります。
菜の花辛子和え筍土佐煮、冷やしトマトモッツァレラチーズ味噌漬け、牡蠣ポン酢オリーブ漬け、蛍烏賊酢味噌自家製塩雲丹、炙り明太子、黒バイ旨煮。
手の混んだお料理をたくさん盛り込んだ小宇宙。
こちらは八反35号の純米吟醸生原酒。
ピンクラベルは今年3回め。どんなお料理にも合わせやすいキレのある旨口。
こちらは八反35の純米大吟醸。
鮪自慢
食べログや、グーグルマップの口コミで、鮪が美味しいとの前情報。
お造りは、勝浦産天然本鮪(延縄餌漁213.4kg)、岩手産しめ鯖、福岡産ほうぼう昆布〆、福岡産広島産八朔。
美しいサシと、下品でない脂のりの中トロさま。
鮪は素材の良さ勝負ですが、丁寧に仕事されたほうぼうの昆布〆と八朔の組み合わせも良きかな。
お刺身に合わせたのは、同じ精米具合の酒米の速醸と、生もとの飲み比べ。
こういうときにバカ舌が露呈しますが、固定概念的な味わいは逆に思えてしまいました。
速醸のほうが、鋭角的な酸を舌にビリビリ感じるからかもしれません。
春を先取りする創作料理の数々
焼き物は北海道産釣り桜鱒西京焼き。あしらいは、菊花蕪 そら豆 紅白はじかみ。
このよく見るピンクの紅生姜は「はじかみ」というのか。葉生姜なんですね。勉強になります。
北海道産なのに、鮭ではなく桜鱒とは。
桜の咲く時期に川を遡上し、たくさん捕れるためその名がついたようですが…春が近いことを知らせる旬のお魚ですね。
合わせるお酒は、和みの辛口。
龍勢ファンの中でも人気の定番酒。どんなお料理にも合う万能酒。もちろんお燗推奨です。
さらに春を告げる食材、九十九里産地蛤酒蒸し。
かわいいピンクの桜麩が添えられているのが、心憎い。
青森産 公魚磯辺揚げ。
やけに大ぶりの公魚で、可食部が多くほわほわ。
子供の頃、凍った湖に公魚釣りに行って、寒すぎて、釣れなくて、ギャン泣きした思い出を噛み締めながら、いただきました。
あまりに美味しくて、人の分まで横取りしようと酔った頭が画策しました…汗
お食事は、本鮪漬け炙り あかうず巻。
鮪の漬け炙りを太巻きにしてしまうとは。
あるようでなかった新感覚海苔巻。
焼きの香ばしさと紫蘇の爽やかさが絶妙にマッチしています。もうひとつ食べたいのであります…
最後に抽選会があり、前掛けゲットしたイケメンをパシャリ。
お顔を隠すのがもったいないっすなぁ。
お店はまったく宣伝広告をしていなくて、ひっそりとやっているそうです。
オーナーさん、ホール係、料理長さんの男性3人で切り盛りされているようです。
温かいおもてなしと、手間暇をかけ、旬を意識した創作海鮮和食の数々を堪能しました。
イベント以外でもまた訪れたい素敵なお店です。
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