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コロナが明けて、日本酒のイベントが多くなってきました。
いつもお世話になっている、龍勢の藤井社長と久しぶりに会えるということで、初の大森。
「和食と日本酒のコンテンポラリー」をコンセプトに、部位に合わせた絶妙な火入れで提供する鶏串をはじめ、鮮度抜群の海の幸や季節の野菜など、こだわりの食材を駆使した逸品を提供してくれる「鶏串割烹 和」さんへ。
料理長のおすすめ料理で構成されるコース
この日は大雨で、なかなか参加者が揃わなかったので、五月雨式に会食スタート。
お通し的に小鉢が三種供されました。まずは、枝豆の醤油煮。
だし巻き卵の染めおろし。
だし巻き卵に、大根おろしの組み合わせはとっても好きなのですが、家では大根おろしが面倒で、案外食べられないもの。焼き鳥屋さんのだし巻きは間違いないやつ。
小鉢に合わせるのは、龍勢の古酒(和みの辛口)で作った日本酒ハイボール。
古酒の熟成感が、ほのかにウイスキーを感じるし、あまり日本酒に合わせないレモンも効いてかなり飲みやすい。
胡麻豆腐組み上げ湯葉醤油あん。これも日本酒にぴったりのアテ。
この日のレジュメはこんなかんじ。
お酒は一升瓶をテーブルごとに回すスタイル。お燗が飲みたい銘柄が場合は、お店の方に頼むとつけてくれます。
夏らしいお料理が出てきました。向付の鱧の湯引き龍勢梅煎り酒。
飲みきれない日本酒で梅煎り酒は作ったことがあるのですが、特に白身魚によく合うので、鱧にももちろんぴったり。
龍勢の濃厚な旨味が溶け込んでいます。
それにしても見事な骨切り。
添えてあるホタテも鮮度抜群で、むっちり甘い。ホタテ、最近高くてなかなか手が出ませんので、久しぶりの出会い。
日本酒ハイボールを飲み終えて、そろそろ日本酒にチェンジ。藤井社長とってもお久しぶり。
藤井さんが持っているのが「龍勢 涼風生生」。
爽やかな風が吹き、新緑が美しい季節に蔵出しされるお酒です。
季節酒の中でもっとも若々しく軽やかで、酸度も高めに設定されています。
生酒としては、その年の中で楽しむことが出来る最後のお酒となります。蔵出しは5月中旬頃で、気温や湿度が上がるとともに体力が落ちてくる時期に、食欲も高めてくれる食中酒です。
爽やかな飲み口と膨らみ、キレの有る味わいに清涼感ある香りが心地よく、夏の暑さが落ち着くまでは食卓から手放すことが出来ないお酒。酒造好適米「山田錦」について
山田錦は、1923 年、「山田穂」と「短稈渡船」を人工交配させて1923 年に誕生した酒造好適米。心白が大きい、脂質やたんぱく質が少ない、吸水しやすいといった酒造好適米の特徴をすべて兼ね揃えた酒米で、粒が大きく精米にも適した酒米のため主に純米大吟醸酒・純米吟醸酒などの高級酒に使われます。薫り高く、味わいのバランスに優れた品の良い酒に仕上がるのが特徴です。
龍勢の中では珍しい、生で飲む設計ということと、夏酒ということもあり、酸度も高め。
でも、完全発酵のお酒なので、旨味が酸味を感じにくくさせている一面も。
揃っての乾杯は広島サミットの乾杯酒
2023年5月 G7広島サミット ワーキングディナーにて提供された「活濁酒」
こちらは今年分の在庫は蔵にもないそうです。たくさん売れてよかった。
寒さも一段落つき、梅の花が咲き始めて春の訪れを今か今かと待ち遠しく感じられる頃に蔵出しされる酒。酵母の息吹を閉じ込めた微炭酸スパークリング。
2 月初旬頃に蔵出しし、3 月~4 月のお祝いの席や花見など、乾杯酒としても最適で、華やかな席で映えるデザインとなっています。
その華やかさに目が行きがちですが、酒質はしっかりと設計されており、この時期にしか楽しめない瓶内二次発酵による微炭酸日本酒として、日本酒好きの方にも堪能していただきたいお酒です。酒造好適米「八反35号」について
八反35 号は、広島県を古くから代表する品種の酒造好適米。在来種であった幻の米「八反草」の系譜を受け継ぎ、「八反10 号」と「秀峰」の交配によって生まれました。八反錦よりも柔らかく、精米時に砕けてしまうこともありますが、吸水は良好で溶けやすいです。きめ細かい透明感のある味わいと艶のある香りで、口当たりの良い、なめらかで淡麗な酒に仕上がるのが特徴です。
何度も飲んでいるお酒ですが、晴れの舞台で注目されて、感慨深い。
手慣れた感じで藤井さんが開栓します。
貴重なお酒となり、少ない量しかお店にも在庫がないので、みんなで少しずつ分け合います。
皆さん揃ったところで、改めて乾杯。
乾杯に合わせて、焼き物が到着。
大山鶏を使った串焼き。まずは、ささみと、もも。
焼き場が大混雑だったらしく、だいぶ遅れて半生のレバーも。
こちらはお初にお目にかかった、龍勢番外品。
どうやら、頒布会などで扱っている商品らしく、原料米や精米具合はブレンドで味わいを整えているようです。
この瓶を持ってくれている方が、これが大好きで、蔵に頼んで箱買いしているそうです。
その他にも、12月に発売される「初しぼり」と、1月に発売される「蔵生原酒」も。
冬のお酒と夏のお酒…違う季節の期間限定酒を同時に味わうことが出来るのは、こういうイベントならではですね。
初夏を感じる逸品料理
煮物として供されたのは、こちらも夏らしい。冬瓜、茄子、鰻、オクラの冷製煮物。
今日の私の中でのベストヒットおつまみはこちらでした。
冬瓜の面取りをはじめ、丁寧に出汁を染み込ませた煮物は、冷たくても旨味をしっかり感じ、温かくない鰻もふっくら。
職人さんの技が光る逸品でした。
揚げ物は、大山鶏の団子。かぼちゃ、ピーマン、プチトマトが添えられ、温かい餡が掛かっています。
ずっと生酒を飲んでいたので、お燗が飲みたくなって、色々飲み比べ。
やっぱり、色々お燗にしてみて思うことは、原酒のほうが美味しく感じます。
飲み比べると、加水しているお酒がちょっと薄く感じてしまうからでしょうか。とはいえ、同時に飲み比べなければわかりませんが…。イベントならではの楽しみ方ですかね。
ここで、まだ飲ます気満々の、酒肴三種。
飛騨市から、小松菜の白和え、甘海老の酒盗和え、鶏皮の煮こごり。
ちょっとした珍味感で、そろそろお腹も満たされていたので、ちびちびお酒だけ飲むのにぴったりな酒の肴。
こちらのお店、こういった心遣いから呑兵衛ばかりを相手にされていますなぁ。しみじみ。
ここでこちらのお店の社長さんがご挨拶。手に持っているのはキラキララベルの「夜の帝王 FOREVER」。
明けない夜をイメージした高アルコール酒
純米酒の限界を目指したお酒で20%を超える高アルコール酒!夜の帝王の名にふさわしい変態スペックです。
重厚感のある西陣織からインスピレーションを受けています。麻の葉模様をモチーフに、不規則に配置を変化させることで、夜の街明かりを表現しています。
引用:https://www.fujiishuzou.com/product/forever/
高アルコールで、肝臓にとどめを刺して、満足。
シメには、香味野菜のひやむぎで、お口すっきり。
しっかり出汁が効いているので、二日酔い対策に必要なアミノ酸も炭水化物も接種。これでラーメン食べずに済みますね。
久しぶりの会で、元気な藤井さんを見れてよかった。祝!コロナ禍明け、祝!サミット酒採用!
龍勢は2回も大雨で被災している蔵なので、苦労された分、サミット酒採用で注目される蔵になって本当によかった。
藤井さんも、これからイベントや営業に引っ張りだこなはずなので、お体に気をつけて、益々のご活躍に期待しています。