日本各地の蔵が一堂に会す、浦和の夏の酒祭。埼玉遠征イベントに参加しました。
受付の目の前にいらした釜屋のお二人にご挨拶
面識がある二人だったので、埼玉の釜屋さんにまず最初にご挨拶。
久し振りにワイン酵母を頂きました。初めて飲んだ時に酸の強烈さが印象的で。
年度ごとに酸の立ち方を変えてるそうですよ。後に、また寄ってお燗で温まりました。
こちらも久し振りに飲みました。滋賀の三連星。
コスプレがお似合いです。ジェットストリームアタックですよ。
味わいは、しっかりと芳醇で計算された酸味の後味。
食通の利酒師さんが一番愛してるというお酒。奈良の花巴。
ビオワインもお好きなので、作りがビオワインに通じるものがあるんでしょうかね。
生酛ならぬ、水酛という特殊な仕込みのお酒がありまして、乳酸系の味ですが、強烈な酸味が印象的。
この後山廃を飲むととってもマイルドに感じました。
強いにしろ弱いにしろ、「酸」を特徴としてる蔵だとおっしゃってましたよ。
イベントには持ち込み禁止で、おつまみは現地調達です。
花巴の強烈な酸をも味方にしてしまう、味噌仕込の塩辛!
肝の旨味もさることながら、控えめな塩がどの日本酒にもあってしまうハイクオリティ塩辛。
埼玉の滝澤酒造さん。笑顔が癒やされる。
滝澤さんも以前から面識があるので、お話を聞きやすい。
シャンパン製法と同じ、瓶内二次発酵による透明な発泡酒「ひとすじ」が開けたてだよ!ってことで、早速いただきました。
日本酒度が-30で、酸度が4.8。フルーティーな甘酢っぱ。
大好きな青森の陸奥八仙。
シードルみたいなシュワシュワなナチュラルスパークリングを飲んだあと、鉄板のピンクを頂きました。
IWCという世界的酒のコンペティションに「SAKE部門」がありまして、その吟醸部門金賞トロフィー酒です。
トロフィーくれるのかと思ったら、賞状だけでがっかりだった…とか。
こういうお話を蔵元さんに直接聞けるのは楽しい。
新潟髙千代。やましゅうさん。
フルーツになぞらえたひらがなバージョンのの青いのも緑のものみましたが、やっぱり黒の漢字の髙千代が美味しかった。
兵庫の龍力。
山田錦の名手と言われる蔵で、こだわり抜いた米を使ったお酒は安定のバランスの良さ。
きれいな日本酒のお手本みたいなお酒ですね。
人気かつ有名な蔵なので、人がたくさん集まっていました。
埼玉の石井酒造。豊明の夏酒シリーズ「花火」と「向日葵」。
同じお米で作り方を変えて全く違う味にしたもの。
可憐に、そして穏やかに咲く向日葵と、どんと上がって儚く散る花火。
米が同じでも酵母と製法で全く違う印象のお酒に。これは大変興味深かったです。
飲み比べイベントでは、こういう発見が嬉しいのです。
最近は近所のスーパーにも進出しています。福島の大七。
生酛作りが売りなので、お燗酒がメインかと思っていましたが、シュワシュワを初めて飲みました。
瓶発酵させた微発泡性のにごり酒。優しい涼しげな香りと甘み。ピリッとくるガス感で夏にぴったり。
そろそろ時間切れで山形の楯野川。こちらは全量純米大吟醸です。
日本酒のイベントにしては、参加蔵も参加者も適度で、とても酔いイベントでした。
蔵元さんとも適度な距離感で語り合えます。2500円ですっかり満喫しましたよ。