新宿の繁華街からちょっと外れた西新宿の裏通りにあるせんべろ店。
1時間1,000円で40種類の日本酒が飲み放題になるレトロな酒場。この前にチェーン店でたらふく食べたので、ちょい呑みで。
創業明治35年!酒問屋直営居酒屋
系列店が恵比寿にあり、昨年のクリスマスに伺いました。
聖なるクリスマスに呑兵衛が集まって、恵比寿の立ち飲みに。 昨年のクリスマスはガラガラだったとのことですが、お店に伺うと、こんな日にまさかの満席。 空きを待って無事に入店。 日本酒1時間1,000円飲み放題 こ[…]
酒販店直営でないとできない圧倒的な神コスパな飲み放題。冷蔵庫前でセルフで日本酒を注ぐスタイルで、人件費はカット。
入り口に看板が出ていますが、これでもかっ!ってくらいの感染対策がなされていますので、大衆酒場でも安心です。
お店には入ったそうそう目の前に飛び込んでくるのは、見たこともないサイズのキンミヤボトル。2升瓶?
お通しは2種類から選べて、手羽先煮込みのポン酢がけ。
イカの塩辛軟骨入り。
私はこちらを頂きましたが、軟骨のコリコリが心地よし。塩は控えめな感じで、お酒じゃなくてご飯のお供でも美味しい感じ。
日本酒冷蔵庫のラインナップは壮観で、これって飲み放題でもいいの?って感じのお酒も結構はいっています。
一緒に行った方におまかせで選んでもらったお酒はこちら。熊本の香露特別純米。
冷蔵庫前のお酒を注ぐスペースで自分で注ぎます。
結露のついた日本酒瓶は重くて落としそうで怖いので…ここは全部メンズに任せる主義です。
注ぎスペースの装飾。消毒もたっぷりおいてあります。
和らぎ水もありますので一緒に注ぎ、お酒を席に持っていって、ゆっくりいただきます。
香露はどっしりとした味わいで、甘さもあり。冷で飲むよりお燗のほうがいい感じの味わい。
BYはわからなかったけれど、厚みのある旨味は熟成を重ねたような深みがありました。
冷蔵庫の中は結露で写真が撮れなかったので、周りにディスプレイされているお酒を。
このあたりが全部入っている感じです。
新政や而今はさすがに別料金ですよね…青いボトル見たことない…。こんなのあるのか。
おつまみも安くてこだわってる
おつまみも多彩。いかにも大衆酒場のラインナップですが、どれも安くて美味。
味噌もつ煮込みが売り切れで、塩もつ煮込み。
じっくり煮込まれたとろとろのモツ。コラーゲンたっぷりでスープにもとろみがあります。
味噌だとごまかせそうなホルモン煮込みですが、塩味なのに臭みがなく、丁寧に作られている感じがします。
私は野菜はあんまりいりませんが、一緒の人が意識高い系の男子だったので、野菜食べたいそうで…なぜか山芋。
「本日のおすすめで、メヒカリの唐揚げが400円でありますがいかがでしょうか?」との営業があり、もちろんいただきます。
これが本当に美味しくて、サクサクの衣にほわほわの白身。脂も乗っていて、甘さすら感じる絶品おつまみ。
おいしいつまみをきっかけにさらにお酒が進む
ポップで一押しだという秋田の「天花」かわいいピンクのラベル。初見ブランドでした。
酒米も「めんこいな」というこちらも初めて出会い。かわいい名前の通り、華やかな甘い吟醸香が期待値をあげます。
これが口に含むとまるで違う印象で、厚めの豊かな旨味と切れ上がる酸が印象的なお酒。
香りの割に、どんな食事にも合いそうな食中酒という感じです。
岐阜の三千櫻純米R。「純米R」という名前に惹かれてチョイス。リッチテイスト&リーズナブルのRだそうです。
火入れなので、すっきり系で切れのいい酸という感じ。もしかしたらお燗のがいいかも。
家なら普段のみでゆるゆる飲んでしまうタイプの万能食中酒。
瓶を撮り忘れましたが、本日の目玉だった福島の「大七純米生もとクラシック」
2013年醸造の古酒ですが、グラスの見た目通りに、7年もの時を重ねた熟成の色合いがほぼありません。
重厚な旨味のある味わいで、生もとなのに酸味も穏やか。これは色々な温度帯で楽しんでみたいお酒でした。
公式で合わせるお料理例が掲載されていました。
「牡蛎の土手鍋、牛しゃぶしゃぶゴマダレ、鶏唐揚げ、真鯛の酒蒸し、牛もも肉のあぶり焼き、麻婆豆腐、、北京ダック、干し貝柱の煮込み、鴨の治部煮、アワビのオイスターソース、ブルーチーズなど」
濃厚なお料理に負けないポテンシャルを持ったお酒という自信が伺えます。
→ https://secure.daishichi.com/category/select/pid/5
この日は二次会だったので、日本酒も数種類しか味わえませんでしたが、本気で飲めばおつまみ込1,500円くらいでベロベロになれること確実です。