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ビジネス街 浜松町「二鼓」で平日の優越感湧き出る昼飲み

※コース料理、アラカルトメニュー、飲み放題の内容などが店舗や期間によって異なる場合があります。ご予約の際は必ず詳細をご確認ください。
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蕎麦屋で昼飲み。それは大人の階段を一つ上る背徳感と贅沢感を併せ持つ響き。しかも平日。

フリーランスの良さはここにありますね。

定年後の延長雇用で、週休3日になった酒飲み友達に、よくランチで食べているというお蕎麦屋さんに招待してもらいました。

ランチはサラリーマンでいっぱい

ビジネス街という場所柄、ランチはサラリーマンでいっぱい。

近所を探索しましたが、安いお蕎麦屋さんもあり、こちらは1,000円を超えるやや高級店なのかもしれませんが、大満足の量が出てくるパワーランチでもありそうです。

回転の早いランチの予約はしていない…とのことですが、常連の酒友は予約ができるようです。常連とはそういうもの。

早速日本酒をオーダー。日本酒を嗜んで10年以上経ちますが、まだ新しいお酒との出会いがあります。

「兎の登り坂 脱兎 火入れ純米原酒」秋あがりだそうで、京都のお酒です。

穏やかな呑み口で旨味も豊富。最近大人になったのか、やはり火入れ酒が美味しく感じることが多くなりました。

夜は立ち飲みになるそうですが、お酒のラインナップがなかなかです。1合なのでかなりリーズナブル。

メニューにないものも多いようなので(この日は十四代も仕入れてあったようです)、お店の方に尋ねると、お好みのお酒を出してくれると思います。

こちらのお酒に合わせるのは、お刺身の盛り合わせ。

台風で魚の仕入れがままならなかったらしいですが、この日はブリが手に入ったそう。

小さいブリだったそうで、脂があっさりしていますが、これはこれでいい感じです。白身はヒラメです。

写真は半分の量で、1人前980円をシェアです。時勢柄か、こういったきめ細かい配慮のお店が増えていますね。

せっかくだから、お蕎麦を食べようということで頼んだのがこちら。

「男でもお腹いっぱいになるよ」って言われた、「胡麻坦々つけ蕎麦」1,200円!

トッピングは、揚茄子、揚げ餅、もやし、コーン、九条ねぎ、豚ひき肉と盛りだくさん。

お酒飲みながら食べるにはかなりボリューミーで、これは蕎麦の二郎系。

大量のひき肉が、つけ汁に入っています。さらに、餅がベビー。

味はかなり濃い目ですが、野菜の多さで、案外中和されます。

麺の量も多く、これはかなりの満足度。元気出したい時にお蕎麦という選択肢は少なそうですが、これを食べたら元気が出ます。

人気ブランド酒と珍しい日本酒

お蕎麦を食べながら、静岡の磯自慢。

東条の特A地区の山田錦を50%に精白し、丁寧に仕込んだお酒です。くどさのない爽やかな吟醸香に柔らかな甘み、そして、後口の良い酸味のキレ。

普通に買えない人気のお酒。ちょっと甘めで、バランスがよく単品でも食中酒でも。

元気なオーナー店長さんが、表面張力が張るまで注いでくれます。サービス満点。

酒友さんのもう一つのおすすめ、「地鶏の塩焼き」980円。

こちらも1人前を2つに分けてくれました。

地鶏の肉々しい歯ごたえと、咀嚼ごとにあふれる鶏のアミノ酸が溢れてきます。

肉の美味しさに自信があるから、あえての塩で…というシンプルな味付けがよく、日本酒にもよく合います。

鶏の美味しさに勢いづいて、ランチの閉店が近くなり、まとめて2種類追加。

茨城の浦里酒造が醸す新ブランド「浦里」。

茨城の小川酵母を使って醸すそうですが、酸が少なく、低温でよく発酵し、きめ細やかな香気を発するのが特徴。淡麗で芳香のある吟醸酒や純米酒向き…だそうで。

浦里酒造の6代目蔵元 「浦里知可良氏」と、酵母の発見者「小川知可良氏」の「知可良」という珍しい名前が、時代を超えてシンクロして作られる酒という、ストーリー性が興味をそそります。

フルーティーな吟醸香で、美しい酒質。とても華やかというより、野に咲く花のように清楚な味わいです。

もう一本が愛知の「一念不動 ひやおろし」

こちらもお初だったのですが、酒米もはじめましての「夢山水」。きれいな酒質に仕上がる酒米だそうですが、ひやおろしだけあって、かなりどっしりした味わい。

熟成感と濃厚な旨味の相乗効果で、濃いめの日本酒が好きな人におすすめしたいですね。

ランチタイムでも、夜メニューは味わえるので、ビジネス街で背徳感のある昼飲みを楽しみたい方にはぴったりのお店。

二郎系お蕎麦を食べたので、他のメニューは食べられなかったですが、見事な酒のツマミ感満載のメニュー構成です。

※もちろん、ランチのお蕎麦でもお酒が飲めます。

13時を過ぎると、ランチのお客さんがぐっと減るので、蕎麦ランチを楽しむ場合も、遅い時間のほうがまったりとした時間が過ごせると思います。

ランチをしているビジネスマンやOLさんからの「こいつら、なんで昼から酒飲んでんだ…」って、冷たい視線を感じつつ、「どうだ!羨ましいだろ!」という優越感に浸りながら、美味しいひとときを楽しむことが出来ました( ̄ー ̄)ニヤリ

店長さんがとってもフレンドリーなおすすめ上手で、夜飲みで勧められるまま飲めば、泥酔間違いなしです。

 

食べログ

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