山口の銘酒五橋 紙パック酒の底力
猛暑が続く土曜日の夕方。新大久保の旬彩みやざき(旧名角萬)にて、五橋の紙パックとジビエを味わうイベントに参加しました。
座席数が少ないため、今回お店は貸し切り。
山口でも大きな蔵のひとつである五橋。以前蔵見学にもお邪魔させていただきました。
東京でも人気のある銘柄で、特筆すべきは鮮烈に口の中を支配する「酸」です。
特に「ファイブ」というブランドは、生もと作りで、雑味や苦味も個性的にデザインされていて人気があり、Tシャツも販売されています。
今回は東京でも入手しやすいラインの飲み比べではなく、地元酒と紙パックの会というので興味深い。
お通し玉子の寒天寄せ。愛媛の郷土料理のよう。
私の地元では玉子ではなく、崩したお豆腐を寒天で固めて法事などによく食べますが、玉子のほうが美味ですね。
鹿肉を使ったサラダ。ジビエ肉が入ったサラダとは贅沢。
低温ロースト調理した鹿肉。ローストディア?
きめ細かくしっとりした柔らかさ。油分がないため、牛よりも上品でシルキーな口当たりにちょっと感動。
ジビエは栄養価が高いようで、鹿肉の場合牛肉のカロリーと比べて脂質が1/5、カロリーは半分以下、なのに鉄分が1.7倍。
タンパク質、ビタミンB類も豊富で、疲労回復などの効果も見込める様子。
紙パック酒は、どの温度でも安定のバランス
水で薄まってしまうので普段はもったいないので試すことのないヒエヒエのロックでも、ぬる燗でもしっかり燗上がりします。
しっかり旨味をたたえていますし、火入れ酒のためか、酸味もマイルド。
温度で味も変わるので、どんなお料理にも会う万能食中酒です。お料理あってのお酒だと考える方には幅広い用途で楽しめそうです。
メインの牡丹鍋。
こちらも栄養価が高く、カロリーは豚肩ロースとほぼ変わらないようですが、鉄分が4倍、貧血に有効とされるビタミンB12が3倍。
貧血気味の女性に特におすすめの食材のようですよ。
ジビエに関するポータルサイト「ジビエト」。ジビエを今よりほんのちょっとでも身近に感じていただくために、ジビエを扱う飲食店…
お鍋には鹿肉の肉団子が入っていました。
真夏に汗をかきながら熱々のジビエ鍋とは…これは、滋養がつきますね。
牡丹もあまり食したことがないのですが、癖がほぼなく、なんなら豚肉より好きかも。
牡丹は、生だと最近で肝炎になる可能性があるのでしっかりと火入れをします。
脂質にちょっと獣っぽさを感じますが、五橋の特徴である酸味の高い地元酒(上撰、上撰辛口)が冷でもお燗でもピッタリあいますね。
鹿肉の旨味、牡丹の脂、野菜の旨味がたっぷり出ただし汁に、つや姫をぶっこんで〆の雑炊。
最後に白露垂珠の酒粕でつくったアイス。
酒粕感があまりなくて、食後のお口直しにスッキリいただけました。
こちらはお蕎麦屋さんですが、ミシュラン店で働いていた料理長に変わって季節の一品料理や、ジビエ料理も楽しめるお店になりました。
普段は山形の日本酒がラインナップされています。
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